11月の桜🌸
塩害のせいか
桜が咲いていました。
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日本花の会・樹木医 西山正大さん
「台風による強風の影響と、潮風の塩害の状況があって落葉してしまったので、こういう状況にあると思う」
台風の発生が相次いだ2018年。
特に9月末に上陸した台風24号では、全国55地点で、観測史上1位の最大瞬間風速を記録し、建物の倒壊などの被害を出した。
さらに、台風の強い風によって巻き上げられた海水が付着したことで、停電や木の葉が枯れるなど、塩害も報告された。
季節外れの桜の開花も、この台風と塩害によるものだという。
「葉っぱがなくなって、芽を眠らせる物質が供給されなくなってしまって。
アブシシン酸という、植物ホルモンがあるんですけど」
本来、桜の花の芽は通常、4月から8月に作られるが、
花芽の付け根についている葉っぱから成長を抑制する植物ホルモンが出ているため、
花芽が開くことはない。
しかし、2018年は台風が多く、強風や塩害の影響で葉っぱが落ちてしまったことで、
植物ホルモンが送り込まれなくなり、その後も、気温の高い日が続いたため、
季節外れの開花につながったとみられている。
ということだそうだ。。
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